伊勢を中心に、鳥羽の海や志摩の宿もめぐる小さな家族旅。
そのきっかけは、数年前から両親が話していた「しまかぜに一度乗ってみたいね」という一言でした。そんな会話をきっかけに計画した、大切な家族の旅路です。
“ゆったり旅”をイメージして準備を進めていたのですが、出発前日の夕方、母が体調不良でダウン。心配はありましたが、父の「行けるなら行きたい」という気持ちを尊重し、急きょ姉が同行してくれることになって予定通り出発することにしました。
大人三人での、少し心細くて、でもどこか心強い旅の始まりです。

■ ゆったり旅の予定が、車いすで“アクティブ旅”に変わった
当初はタクシー移動を中心にする予定でしたが、姉が「車いすを借りて、バスで移動してみる?」と提案してくれて、思い切ってプランを変更しました。
鳥羽駅に隣接する「鳥羽1番街」で車いすを借りたとき、「何日でもどうぞ」と笑顔で言ってもらえて、旅の緊張がひとつ溶けていきました。

父は「歩けないと迷惑をかけてしまう」という不安が強かったのだと、この時初めて気づきました。車いすがあるという安心感が、父の表情を少しずつ明るくしていきました。
■ 荒ぶる潮風に包まれた、忘れられない午後

鳥羽の遊覧船では、思いがけない体験が待っていました。船長さんから「カモメにどうぞ」と渡されたかっぱえびせんを手にデッキへ出ると、そこは言葉を失うほどの強風!
身体ごと持っていかれそうな勢いの風の中、手すりをしっかり握って潮風を全身に浴びていると、“怖いけど楽しい”という子どもの頃のような気持ちがよみがえりました。その迫力を母にも見せたくて、夢中でシャッターを切り続けました。
■ 夜は、父の誕生日祝いと贅沢な料理

宿泊先は、手すりのある半露天風呂付きの部屋を選びました。夕食には父の誕生日祝いとして豪華な舟盛りが登場し、「食べきれないね」と笑ってしまうほどの品数。昔ながらの丁寧なおもてなしに、旅の疲れがゆっくりほどけていきました。
母のためにもう一度旅行を企画しようと思い、志摩や鳥羽の宿をいろいろ調べていたら、 楽天トラベルでも海沿いの宿やバリアフリーの部屋が探せることを知りました。 次こそ母と一緒に行けたらいいなと思いながら、候補の宿を見ていました。
※シニア向けの宿やバリアフリーのお部屋を探す際は、こういった旅行予約サイトの条件検索を利用してみるのも手軽でおすすめです。
伊勢志摩・バリアフリー旅の備忘録(まとめ)
今回の旅で実際に利用した、車いす移動や宿に関する具体的な情報です。同じようにシニア旅を計画される方の参考になれば幸いです。
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鳥羽1番街の車いすレンタル
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料金: 無料
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手順: 1階 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務所で簡単な手続きをするだけで、数日間の貸出にも快く対応していただけました。※事前に確認・予約しておくと安心です。
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車いすでのバス移動
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路線:鳥羽駅前(鳥羽バスセンター)から内宮前へ
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対応: 低床バス(ノンステップバス)で、乗降時には運転手さんがスロープを出して非常に親切にサポートしてくださいました。
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宿泊したバリアフリーの宿
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宿名:扇芳閣
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部屋・設備: 手すり付きの半露天風呂があり、大浴場まで行かなくても部屋で贅沢なお風呂(※温泉は大浴場のみ)を楽しめました。館内も車いすでの移動がスムーズでした。
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タクシー代を節約できた分、家族へのお土産を少し豪華にできたのも嬉しい出来事でした。鳥羽の夜は静かでやさしくて、「また来たいな」と思わせてくれる特別な時間になりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にも日々の暮らしや美味しいものについて綴っています。